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1996年5月作品 劇画ゴルゴ13に、パンチェン・ラマ救出の物語があります。もちろん、この劇画はフィクションだけれど、そのベースとなっている、中国当局がチベットで行っている民族浄化の話は事実です。以下はその内容です。 ダライ・ラマに次ぐ高僧、パンチェン・ラマもダライ・ラマと同様、転生を繰り返している。これまで、一方が死去すると、他方がその転生者を捜して認定するということが行われてきた。 パンチェン・ラマ10世は1989年に死去し、その6年後の1995年、ダライ・ラマは、その転生者(ゲンドゥン・チューキ・ニマ少年 1989年4月25日生)を認定した。 そのわずか3日後、6才の新パンチェン・ラマは中国当局に両親共々拉致され、現在もその消息は不明である。一方中国当局は、ダライ・ラマが認定したパンチェン・ラマを認めず、別の少年を認定した。中国当局は、彼らが擁立した輪廻転生霊童(偽パンチェン・ラマ)を使って、チベット人を影響下に置き、コントロールしようとしている。 物語は、偽パンチェン・ラマの転生祭から始まる。
ダライ・ラマから依頼を受けたゴルゴは、転生祭の儀式で立てる巨大な柱を支えるロープを狙撃、祭場を大混乱に陥れる。
祭場が混乱した虚を突いて、別働隊がパンチェン・ラマを救出し、ヒマラヤを越えて逃亡することになっていた。だが、彼らはヒマラヤ山中に展開していた人民解放軍山岳部隊に急襲され、パンチェン・ラマを除いて全滅する。
ダライ・ラマの予知した通り、パンチェン・ラマと遭遇、合流したゴルゴは、中国山岳部隊の執拗な追撃を排除しつつ、少年を連れてヒマラヤを越えようとするが、標高7000mを超える過酷な環境で、山岳部隊の指揮官に追い詰められ……。
続きは実際の劇画をお読みください。 12年前(パンチェン・ラマが拉致された翌年)に、チベット問題の一端を題材として劇画化し、マスコミが報道しないこの問題を多くの人に伝えてくれた、さいとうたかを氏に敬意を表します。一刻も早く、本物のパンチェン・ラマ11世が解放されることを願っています。 ぜひみなさんもお読みください。 『白龍昇り立つ』 さいとうたかお 著 ゴルゴ13 第119巻 リイド社SPコミックス アマゾンでの評価も非常に高いです。
補足 2008年4月17日に配信されたメルマガ「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」で、宮崎氏が実際にチベットを訪れたときの様子が書かれていた。その中に、驚くべき記述があった。
今回紹介したゴルゴ13には、人民解放軍山岳部隊 燐隊長が、「仏の慈悲を…」というチベット人を射殺後、パンチェン・ラマに銃口を向け、「ふふふ、共産党は仏より上にあるのさ。死ねっ!!」というシーンが登場する。このセリフに、チベット問題の全てが集約されているが、ダライ・ラマの離宮に描かれている曼荼羅の壁画が、そのセリフそのままの光景だったとは……。 教会の聖画で、キリストが毛沢東の従者として描かれていたら、「共産党はアラーより上にあるのさ」と言われたら、キリスト教徒やイスラム教徒は、容赦しないであろう。日本の仏教界も、このような宗教弾圧に対しては声をあげるべきだと思うのだが、広島の非暴力・仏教徒の会、日光修験道、姫路市書寫山圓教寺等一部を除き、大多数は沈黙したままである。日本の仏教界は、日本の政治、マスコミと同じく、北京の影響下に置かれているように見えるが、いったい何があったのか。 圓教寺執事長大樹玄承氏の次の言葉は、宗教者に限らず、我々日本人が深刻に受け止めなければならないものだと思う。 「(チベットで行われている宗教弾圧に対して)もしも宗教者として毅然とした態度で臨めないならば、私達はこれから、信者さん、檀家さんに、どのようなことを説いてゆけるのでしょうか。 私達にとってこれが、宗教者、仏教者であるための最後の機会かもしれません」
※アニメ「ゴルゴ13」はテレビ東京系で2008年4月から放送中。この話を放送したらテレビ東京は“神”。 ※このページを作成した2008年4月16日夜の時点では、ゴルゴ13第119巻は アマゾンの“ゴルゴ13”のジャンルで42位だったが、18日の13時過ぎの時点でついに1位! ※wikiで調べたらゴルゴ13の連載開始が1968年11月。連載40年! 参考サイト ゲンドゥン・チューキ・ニマ少年の失踪 テキサス親父、パンチェン・ラマ問題を語る あのテキサス親父が涙した。 世界最年少の政治囚19歳に…拉致された転生霊童 東アジア黙示録 史上最年少の政治囚・パンチェン・ラマ11世 4月25日 史上最年少の政治囚 パンチェン・ラマ11世の誕生日をお祝いしよう! パンチェン・ラマは阿弥陀如来の化身とされている。彼の誕生日の翌日、聖火リレーがスタートする善光寺の御本尊がその阿弥陀如来である。“阿弥陀如来”が、今やチベット弾圧の象徴的存在となった聖火を見送るのは、全仏教徒にとって冒涜的光景である。 ゴルゴ13 in ウイグル 新疆ウイグル自治区での民族浄化政策を進める中国政府と、それに抵抗するウイグル人たち。そこに依頼を受けたゴルゴが登場する。 4月25日によせて(如月マヤ) 4月25日はパンチェン・ラマ11世の誕生日。チベット、中国問題を簡潔に、力強く語る。
燐隊長−アンサイクロペディア
2008.04.16 |
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