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(マイケル・ダナム著『中国はいかにチベットを侵略したか』山際素男訳(講談社インターナショナル)2006年。p.125〜p.127より抜粋) 読者は、なぜ、国際社会はこんな残虐行為を止めさせられなかったのか、少なくとも大量虐殺に対して抗議の声を上げなかったのか、と疑問に思うだろう。答えは簡単だ。何も知らなかったのである。1950年代、外国のカメラマンもジャーナリストもチベットには入国できなかったのだ。 チベット人民蜂起の事実は、インド国境を越えて伝わってはこなかったのだ。何世紀もチベットを守ってきた“鎖国”は、20世紀になって最も忌まわしい悪夢を招いてしまったのである。 1956年は、中共の約束事が耳をかす値打ちもない大嘘だったことがはっきりしたという点で、チベット人にとって忘れられない年だった。民主的改革? 土地改革? 援助? 進歩? それらはすべて、暴力、脅迫、飢餓、死にいい換えてみればずっと分かり易い。それが中共の共産主義への道だった。チベットを乗っ取り、完全にわが物にするのが中共側の目的だったのだ。これが毛沢東のいう「大家族の一員としてチベットを抱擁する」という意味であった。
貴重な仏像は冒涜され、その場で叩き壊されたり、中国本土へ持ち去られていったりした。経典類はトイレットペーパーにされた。僧院は馬や豚小舎にされるか、リタン僧院のように跡形もなく破壊されるかしてしまった。リタン省長は村人が見守る中で拷問され、射殺された。何千人もの村民は強制労働に駆り出され、そのまま行方不明になっていった。僧院長たちは自分の糞便をむりやり食わされ、「仏陀はどうしたんだ?」と中共兵に嘲られた。 国際法曹委員会報告書は、「1956年終わり頃までに、ある地域でほとんどの男は断種され、女性は中共兵に犯され妊娠させられていった。ある村では25人の富裕な村人が人びとの前で生きながら焼き殺された。また別の村では24人の親が、子供を中共の公立学校へ行かせるのを拒んだ罪で目に釘を打ち込まれ、虐殺された」と記している。 恐怖政治は止むことなくつづき、漢中共はまったく新しい残酷社会をチベットじゅうに浸み渡らせていった。この残虐行為を止める者はおらず、もし地獄がこの世に存在するとしたら、それは正に1956年の東チベットそのものであった。
管理人のコメント このページを作成していて、吐きそうになった。この本の内容だけでなく、検索で調べても、あまりにも残酷なものが次々と目に飛び込んでくる。このサイトを構築する過程で、チベットの僧侶、尼僧の写真をたくさん見てきたが、彼らのような崇高な魂をもった方々が、この本で描かれているような仕打ちを受けていると思うと、本当にいたたまれなくなる。 この世の地獄と表現するしかない、数々の残酷な描写は、きっと反中国の人間の過剰表現に違いない、と思う人がいるかもしれない。しかし、中国の歴史にある程度詳しい人なら、このようなことは中国ではそんな珍しい話でもないことを知っている。日本の中国居留民や捕虜となった日本兵も、中国人に、描写しがたい非道い殺され方をしている。上で紹介したのは1956年に東チベットで起きたことであるが、チベットや東トルキスタンではその後も、特に外部の目の届かない場所で、同じようなことが繰り返され続けている。また、法輪功の信者たちも、凄まじい拷問にかけられている。 だが、日本には、西村幸祐氏が言うところの、中国に不利な情報を封鎖するシステムが存在するため、今なお続く中国の蛮行を知る人は多くない。
上記のようなこの世の地獄をチベットに再現した人物を国賓として迎え、世界に影響力のある天皇陛下と会見させ、世界中から浴びせられる中国非難を薄めようとするのは、一体どういう連中なのか。 一体どういう連中が、我が国の主権を守るために絶対に避けられない、ガス田や毒餃子問題を脇においやり、パンダや地球温暖化問題という当たり障りのない話で、我が国政府の発言のスペースを埋めるよう指示してしているのか。 長野聖火リレーのときには、膨大な数の巨大な紅旗が沿道を埋め尽くしていた。私もその状況を目の当たりにしたが、あれを見て、恐怖を感じない日本人はいないだろう。いったい、いつの間に、誰が日本をこんな状況に陥れたのか。 我々がやらなければならないのは、選挙権やその他の手段を行使して、今日のような状況をもたらした連中に責任をとらせ、大急ぎで政治の軌道修正を行うことだ。 紅旗で埋めつくされた長野の光景が示しているのは、中国はすでに日本国内にしっかりと足場を築いており、そう遠くない将来、チベットで起きたことが日本でも起こりうる、ということだからだ。 胡錦涛、中国に対して、そして中国の言いなりになって、我々を危険な状態に陥れている我が国の政治家、マスコミその他に対して、我々が今行動を起こさなければ、チベットで起きたことを、我々も体験することになるだろう。
参考サイト チベットと中共。(字幕付き) ニコニコ動画。分かりやすい解説。 チベット最大の寺院、中国武装警察によって破壊される映像(youtube) 胡錦濤チベット血の履歴書…89年ラサ大虐殺指令 チベット動乱2 ’89 チベットにおける文革 チベット僧院の破壊 チベット動乱中国の侵略 法輪功信者に対する拷問(残酷な画像あり、注意) 拷問を受けた法輪功信者(残酷な画像あり、注意) 法輪功学習者から強制摘出「 臓器狩り 」の恐怖 「臓器がすぐ見つかります、サラリーマンが手の届く費用で」などという臓器斡旋業者の宣伝もあってか、中国へ渡航し、移植手術をする人が増えつつある。 中国共産党による臓器狩り問題まとめ:ニュース速報 女性の法輪功学習者は、強制給食(食物注入)という拷問によって死亡 ポルポトの狂気 「毛沢東思想のもっとも忠実な実践者」、ポル・ポト。カンボジアの人口700万人のうち、150万人が殺戮されたとされる(中国がチベットで行った殺戮とほぼ同じ規模)。処刑前の人達の顔写真が多数記録されている。 孔子学院、30万人留学生計画、1000万人移民計画… 自民党の30万人留学生受け入れ計画、1000万人移民受け入れ計画。日本でもチベットで行われた民族浄化が、日本人の手で着々と進行中です。また、日本中の大学内に、中国人が運営する中国の機関、“孔子学院”が次々と設立されており、日本人協力者の大量生産システムが稼働を始めています。そこから超景子のような中国の代弁者が次々と出てくるのでしょう。すでに留学生だけでも大変なことになっているのが、先日の長野でわかったところなのに…。 自民、外国人定住へ基本法・「移民庁」設置など検討 いよいよ始まった… 関連ページ チベット亡命政府発表 チベットからのレポート(2008年3月)チベットの女性と子供の人権 抗議行動を行って殺されたチベット人 卓球少女愛ちゃんが胡錦涛と楽しく卓球していたときチベットでは… 2008.05.03 |
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